公文式は中学受験に通じるのか?公文だけで中学受験はできるのか?って悩んでいませんか?
東大生の3人に1人は公文式をやっていたという話は有名ですよね。
ここでは公文式と中学受験の関係についてお伝えします。
公文式だけで中学受験は可能なの?
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中学受験を目指す場合、家庭によっては早くは小学校低学年から、多くのご家庭では小学校4年生頃から進学塾に通うことを検討しているという話をよく聞きます。
では、公文式だけで中学受験は可能なのでしょうか。
公文式では中学受験の過去問の対策について学習することはありませんし、理科や社会の学習はできませんので、「公文式だけで中学受験で合格するのは厳しい」というのが一般的な意見でしょう。
しかし一方で、最初に書いたように中高一貫校出身者が多く進学する東大では3人に1人が公文式学習経験者だという情報もあります。これはどういうことなのでしょうか。
公文式の教材は中学入試問題に直接的には対応していない
中学受験塾では各学校の出題傾向なども把握していますし、子どもの志望校に合わせた問題を繰り返し演習させます。
一方で公文式では独自の学習単元配列で教材が作られていて、生徒が自分のレベルにあった「ちょうどの学習」を積み重ねていくことによって、だんだんと高いレベルの学習に進んでいくという方式となっています。学校の教科書とも異なる独自の配列によって学習効果が高まるのが公文式の特色です。
上位の私立中学受験をするなら、公文式で大きく学年を上回るレベルを学習できることくらいは当然のこと
御三家をはじめとした上位の私立中学受験に取り組むには、以下の条件が必要です。
●自発的に学習に取り組むこと(やらされ学習ではダメ)
●大量の宿題をやりきるための作業力(てきぱきと計算問題を解いたり長文の出題文をすらすら理解できることが必要)
●合格という目標意識を持てるように自己肯定感が育っている(自分が努力すれば合格できるというメンタリティ)
こういった「中学受験の前提条件」を身に着けるために最適なのが、幼児期から公文式を学習しておくことと言えます。
あえて厳しく言えば、公文式くらいの学習を前向きに取り組めないならば、あわてて私立中学受験をするよりも、高校受験や大学受験で勝負した方がいいだろうと思われます。
公文式学習者を対象とした私立中学受験サポート制度を活用しよう

首都圏・関西圏をはじめとして私立中学を受験するお子さんの多い地域には、たくさんの私立中学があります。その一部の学校と公文とが連携していて、受験をサポートする制度があります。
もしお子さんがそういう学校への入学を希望している場合は、公文式の学習をしっかりやることで(進学塾に通わなくても)受験に臨むことができます。
詳しくは、click→公文の提携中学はどこ?公文で入学できる私立中学と学校推薦制度について
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私立中学受験にむけてどのように公文式を活用するか
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公文式だけで中学受験は可能なの?と悩んでいませんか。
進学塾に行かないと中学受験は無理、と一般的には思われています。しかし、進学塾の上位クラス(SAPIXのα1など)に在籍している生徒はほとんどが幼児期から公文式を学習して大きく学年を超えたレベルを学習しているというのが実態です。
一方で進学塾で中堅レベルのクラスに在籍して、受験の時に第一志望の学校には合格できない生徒は、基礎的な計算力・語彙力・読解力などが十分に高まっていないままで受験に臨んでしまったケースが多いようです。
幼児期・小学校低学年の時の学びは本当に大切ですね。


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