清教学園の関学コースは?清教・帝塚山の関学コース情報

少子化より、全入時代って言われていますが、未だに「関関同立」って人気が加熱しています。

そうした中、各大学による生徒集め・囲い込み戦略として、付属・系列校の新設や既存の中学・高校の系列化がここ数年目立っています。

そこで、清教学園の関学コースについて今回は調査しましたので、ご紹介したいと思います。

【本ページはプロモーションが含まれています】

清教学園中学校・高等学校とは?

清教学園中学校・高等学校は、大阪の私立中学・高等学校です。

  • 設置者 学校法人清教学園
  • 設立年月日 1951年
  • 男女共学
  • 所在地 〒586-8585
    大阪府河内長野市末広町623

清教学園中学校・高等学校(せいきょうがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府河内長野市にある私立中学校・高等学校として、学校法人清教学園が運営しています。

キリスト教主義(プロテスタント)に基づいて運営している中高一貫校で、系列に清教学園幼稚園があります。

文武両道を基本とし、全国大会レベルの成績をおさめる部活動もあるのが特徴です。

「神なき教育は知恵ある悪魔をつくり、神ある教育は愛ある知恵に人を導く」という建学の精神、「神を愛し、人を愛し、真理を追究して知性を高める」という志のもとに教育がすすめられています。

清教学園の公式サイトはこちら

清教学園中学・高校(大阪府河内長野市)は関西学院大学提携コースを廃止!

清教学園中学と高校は関西学院大学提携コースを廃止しています。

この学校は以前は関西学院大学へそのまま進学できる「大学連携コース」というコースがありました。

清教学園と同時に関西学院大学と提携した学校は三田学園と帝塚山学院。

三田学園は清教と同じくらいのレベルの学校です。

大阪府下に住んでいる場合、「関西学院大学に行かせたい!」と保護者が考えたとき、中学受験では、清教学園か帝塚山学院に入学させれば、楽に関西学院大学へ内部進学できる可能性が高かったわけです。

ということで、現在中学受験する生徒の中で、保護者が「関西学院大学へ進学させたい」と思っている家庭が増えて、現在は帝塚山学院に人気が集まることが考えられます。

もともと関学側は大阪府の別の女子校(大阪女子学院という噂)との連携を考えていたそうですが、話が折り合わなかったようです。

そして、合意に至った学校が帝塚山学院だったそうです。

清教学園の場合、関学コースは下位コースとして存在していました。

それはなぜかというと、もともと、中学受験で清教学園を考えている生徒は、大学は現役で国公立大学を希望している家庭が多いからです。

清教学園の特徴は?

清教学園は、中・高一貫教育の中で、中学から高校へ進学するに当たり、現在は、懸命な努力によって、進学実績を伸ばし、今では中学で入学する生徒の多くが国公立大学へ進学できるレベルの偏差値を持ち合わせた実力になりつつあります。

部活も勉強も両立できる仕組みをしっかりと維持しながら、生活面でも礼儀正しい生徒が多い学校です。

そうした土壌を作り上げてきた現在、中学入試では関学コースを設置せず、「S特進」のみで募集して、高校へ進学する際に「大学連携コース」を選択できるような、関学コースは学校にそぐわないと判断されたのでしょう。

関学コースはなくなったものの、学園側が進学力をさらに加速させるようとする意気込みがあります。

実はその他にも関学コースを廃止した学校に「三田学園」があります。

提携解消・コース廃止・閉校など
・清教学園中学・高校(大阪府河内長野市)は関西学院大学提携コースを廃止
・三田学園中学・高校(兵庫県三田市)は関西学院大学提携コースを廃止

2009年~2010年が「大学による付属校新設・提携」の動きが最も激しい時期となったのですが、これには、中学・高校をまるこど付属・系属校化する場合と、高校と提携して「〇〇大コース」のような提携大学への推薦・進学を前提とするコースを設置する場合があります。

そこで、注目ポイントの一つが「関学コース」。

関西学院大学には、神学部・文学部・社会学部・法学部・経済学部・商学部・理工学部・総合政策学部がありますが、今は指定校推薦や、コースと言う形で、併設校を増やしている様子です。

その他の関西の関学コースは?

その他の関西の関学コースについてここではご紹介します。

<学校名に「関西学院」がなくても系列校であるor関西学院コースがある高校>

・啓明学院高校

・関西学院大学中等部
・帝塚山学院中学・高校、関学コース

・賢明学院中学・高校、関学コース

現在は、関西から、関学を目指すことができるコースとして、これらの私立中学があります。

ただし、賢明学院の方は、関学の系属校になったといっても、進学できるのは、三田のキャンパスです。

学部は理系のみです。

その他の併設校や、附属校につきましても、関学コースと言っても、確実に進学できるわけではありません。

一定の成績や条件をクリアする必要があります。

英検2級の取得や評定平均も必要となります。

そして、これらの提携もずっとあるかどうかわかりません。

募集人数や推薦枠が減ってしまったり、コースそのものが閉鎖されてしまう可能性もあります。

また、関学からの内部枠が増えない限り必ず上がれない生徒が出るのは承知の上での受験になることを知っておいてください。

まとめ 関学コースの廃止とこれから

このように、清教学園では、コース制の変更による発展的解消という形で「関学コース」は廃止されましたが、現在も進学校として人気のようです。

また、現在、関学コースが残っている帝塚山学院でも、「関学コース」が継続中で生徒募集の大きな動機付けになっています。

関学コースは大学側が推薦により優秀な生徒を確保したいという意向で作られたコースで、附属ではなく、あくまでも提携校になります。

私も以前までは「関学コース」ということで、囚われたり、こだわっていたのですが、関学コースと言っても、確実に進学できるわけではなく、一定の成績や条件をクリアする必要があります。

また、いつコースが廃止になってしまうかもわかりませんので、そのことを頭に入れておいてください。