私立高校は指定校推薦は多いの?公立との差は?指定校推薦の多さの理由

指定校推薦について気になっている方もいらっしゃると思いますが、指定校推薦枠は公立高校か私立高校のどちらが多いでしょうか?

指定校推薦と言うと「私立」のほうが多いイメージがありますが、結論から言うと、答えは私立高校です。

では、なぜ私立高校には指定校推薦枠が多いのでしょうか?

その理由や、私立高校と公立でなぜ差があるのか、メリットなどをご紹介したいと思います。

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私立高校には指定校推薦枠が多い!

結論から言うと、私立高校には指定校推薦枠が非常に多いです。

場合によっては、指定校推薦枠が300名~500名という枠があることもあります。

この理由はなぜなのでしょうか?

公立と比較するとこの指定校推薦枠は眼を見張るものがあると思います。

その理由は細かくいえば多くあると思いますがここでは代表的な理由だけをピックアップして書いていきたいと思います。

私立高校と私立大学が共に営業を行っているから

私立高校に指定校推薦枠が多いのはなぜかというと、私立高校、私立大学が共に「営業を行っている」からだといえます。

営業というと、あまりイメージが良くないかもしれませんが、私立高校も私立大学も「私学」で、「私立」なので生徒が入学しないと経営が破綻してしまいます。

一方で公立は学生を集める必要がありませんので、営業の必要性はありません。

これは「私立」と「公立」の大きな違いです。

つまり、私立高校と私立大学には「営業」という重要なポイントがあって指定校推薦が生まれるのです。

  • 私立高校も生徒が入って欲しい
  • 私立大学も生徒が入って欲しい

どちらもの利害が一致する形が、「指定校推薦」ですし、この推薦制度によって、学生を確保できるため、いわばお互いが得をする形になるのです。

お互いが、生徒が入ってくるメリットが欲しいということです。

「指定校推薦」という入試制度があれば、それを望んで、保護者や生徒が入ってくるというWin・Winな状態になるのです。

そのため、私立高校に指定校推薦枠が多い一番の理由は「営業があるから」といえるでしょう。

難化している大学入試をほぼ間違いなく合格することができる指定校推薦の枠が多い高校は魅力的ですからね。

近年、学費が高い私立高校に入学する生徒が多くなっていることの理由に、指定校推薦枠の量も関係があります。

そして、私立大学側は指定校推薦の入試制度で入ってくる生徒を一定数確保することができますし、高校側も確保することができるのです。

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私立大学側からすると、一般入試はやってみないと結果が分からない不安定な生徒の獲得方法な訳です。

そして私立大学は国公立大学の「すべり止め」であり、また、私立大学間で「生徒取り合い」競争を繰り広げています。

一般入試だけに生徒募集を頼り、ふたをあけてみれば受験生が他大学に流れ、定員割れなんてことになれば学校業者(=私立大学)にとって経営を左右する不都合な事態となってしまいます。

入学辞退ということを大学側もできるだけ避けたい。そこで、考案されたのが数々の生徒確保方法です。

代表的なのは系列校をもつことです。系列校から生徒を確保できれば一気に大量の定員を埋め、募集リスクを大いに低減させることができます。

このような目的で学校業者は系列高校、果ては幼稚園まで持っていることもあります。

ですが、大学入学者の全員を系列校出身者で埋めることはできません。

なぜなら学校業者は国から助成金(=税金)を受け取っており、オープンに希望者を受け入れるべく規制されているからです。

だからこそ、指定校推薦という形で、確実に優秀な生徒を大学に引き入れる仕組みをとっているわけです。

偏差値を上げるため

さらに、指定校推薦制度が私立に多い理由として、「大学の偏差値操作」に役立つというメリットもあります。

大学側が指定校推薦を私立に多く配分するわけですが、これは、定員を系列校生や推薦者で埋めると一般入試利用者の合格枠を減らすことができます。

一般入試の難易度を上げたとしても、難易度は高いままですので、その分偏差値があがるということです。

偏差値というのは数を絞れば上昇し、上昇すればその分、大学のブランドがあがり、集客力(=受験生の人気)があがるということです。

この点を大学は悪用し、戦略的に取り組んでいます。

進路状況が良くなる

一方、高校にとっても当然メリットがあります。

それは、進路状況がよくなるというメリットです。

低偏差値高校で、定員が危うい場合でも、「有名私大に推薦枠」をもっているだけで人気があがります。

地方の、そして私立の低偏差値高校ほどこのような関係はありがたいものですし、実際に指定校推薦枠によって難関大に上がる生徒が増えれば、それだけ人気も高まります。

こうやって指定校推薦制度というのは私立大学と高校の間で相互にメリットのある「握り」契約として考案され、発展し、そして今なお存続しているのです。

まとめ

 

今回は私立高校に指定校推薦枠が多い理由について述べました。

私立高校と私立大学には「営業」というポイントが付いてくるのでしたね。

営業=生徒が入ってくるこれが第一にあるのですが、もっとも私立大学は当初、ある程度の成績優秀者を条件においていたのですが、最近はこれも崩れてきています。

私立大学は、生徒集めが熾烈になり、また高校との関係維持に縛られて一定の学力が良い、と目をつぶる形になっています。

また、一般入試で合格できる成績優秀者は一般入試を利用してもらい、それ以外は、指定校推薦にあてがって、全体の進路状況を操作するという高校が今や多くなってきています。

ですが、私としては、指定校推薦を利用して、大学に楽に上がることができるのあらば、親としてもメリットがありますので、「必ず一般入試で上がらないと」なんて思わなくていいと思っています。

それが「指定校推薦」という入試制度です。是非参考にしてみてください。

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