小学校受験で親が反対している場合はどうする？反対や方針のばらつきの対処法

母親が子供の将来を考え、細かく調べ上げ、愛する我が子にベストな選択だと信じて小学校受験を考えたとしても、家族が反対していて困っている…そんな人はいませんか？

小学校受験を検討する家庭では、夫婦の子育て・教育方針にバラつきが出てくることもあります。

また、義両親、実親にも反対されてしまうこともあります。

妻と夫の教育方針が合わない場合や、反対されてしまったときには、受験は失敗するのでしょうか？

詳しいことと、その時の対策についてご紹介したいと思います。

教育方針が合わないとお受験に失敗する

わが子をバックアップするはずが、教育方針の違いで小学校受験をダメにしてしまったり、または受験をしたいと思っているのに、結局それが叶わず、夢見ていた学校に入ることはできないケースもあります。

受験自体を断念し、全て公立になってしまうケースも少なくありません。

なぜ、教育方針が合わず、反対されてしまうと失敗になるのか、その理由をご紹介します。

三者面談で質問に回答できない

面談に臨む際には、必ず両親の認識を合わせなければいけません。

「私立でも公立でもどっちでもいいのでは？」という考えでは、志望動機を聞かれても的をついた回答はできません。

小学校によっては、三者面談が必要なところもありますので、親に反対されているとそれが現れてしまって、失敗の原因になるケースがあります。

小学校受験は長期戦になるから

小学校受験は長期戦になります。

調子がいい時は、子供もやる気に満ち溢れ、生き生きとした表情をしますが、両親に反対されていたり、義両親が反対という立場だと、次第にやる気を無くしてしまいます。

幼い子供はお受験以外のことに興味を持ち、お受験対策の勉強となるとグズグズすることになります。

その戦々恐々とした雰囲気が伝わるからです。

「まだ小さいのに、こんなにまでして小学校受験をさせる必要があるの？」って感情を起こさせますし、より一層お受験反対派の大人が助け舟を出してしまうのです。

私立小学校の費用が払えない

お受験に反対する父親がいたり、両親が反対していたとしても、意見をシャットアウトしてしまうことは好ましくないのですが、仮に反対を押し切って、自分が受験をさせたいと意見を通したとします。

その場合、費用の援助を受けられない可能性が高くなってしまいます。

親や、父親からの援助が全く無い場合は、家計が厳しくなりますし、学校を続けられるなくなる可能性もあります。

当たり前ですが、私立小学校は入学してからも全く費用がかからないというわけではありません。

追加でいろいろな寄付金が必要なケースもありますし、放課後クラスなど、充実している学校の場合、自分もやらせたいという気持ちが出てくるに違いないからです。

小学校受験を親たちが反対する理由は？

夫婦の小学校受験に対する意見が分かれてしまうこともありますが、受験反対派の親って結構いると言われています。

そういった反対はお人たちが、どんな意見を持っているのか知っていれば、説得できる材料を探すこともできます。

さっそく、反対派の意見を見ていきます。

子供の視野が狭くなりそうで怖い

私立の小学校に行ったことがない、考えたことがない人からしたら、「公立を下に見るような人間になりそうで怖い」、「視野が狭くなってしまう」という意見があるみたいです。

私立に子供を通わせる親が「お金のある家庭」「勉強ができる自慢をしている」といった印象を持っている人も少なくありません。

そういった親の元で育てられた子供と一緒にいて影響を受けるのを嫌がる方もいます。

私立公立の線引きをする意味が分からない

「学校に通って友人を作る」、だとか「勉強をする」ということに、公立でも差はないのではないかと感じる方も一定数います。

わざわざ高いお金を出して入学させることを、無駄だと考えていたり、親のエゴだと感じる方もいる様子です。

通学に時間がかかる(危険がある)

私立小学校を受験する場合、通学に時間がかかってしまうことが多く、電車通学をしなければならないケースもあります。

その場合、「通学に時間がかかるのはよくない」だとか、「満員電車に乗せるのは危険」だって感じる親は少なからずいます。

受験を反対する親たちへ…お受験メリットの伝え方

小学校受験をしない反対派の人から受験をするメリットを聞かれたときには、理解してもらえるような説明を心がけるべきです。

なぜなら、受験自体が失敗してしまったり、あなたの希望がかなわない可能性が高いので、認めてもらったほうが楽になるからです。

そこで、お受験のメリットの伝え方をご紹介したいと思います。

相手の悩みを聞く

まず、相手の私立小学校を反対する理由を聞きます。

この際に、反対の理由を聞くときには、しっかりと相手の話を聞くこと。

途中で話をさえぎってはいけません。

このように、相手が考えているイメージを一つ一つ説明するために、まずは話を聞くことが大事になるのです。

幅広い情報を与えること

つぎに幅広い情報を与えることが大事です。

相手の話を聞いたあとは、これからの進路の可能性の中からより良いものを一緒に選ぼうとすべて提示することが大切です。

この場合、できるだけ具体的にデータが必要なら添えることが大事です。

そして、文章にするなら箇条書きにしましょう。

その際に下準備が必要です。

このときに、親が勧めているのが、公立総学校であれば、その欠点とデメリットを、しっかりと納得できる形で解決済みにしておいてください。

進学に有利であることを伝える

何よりも大事になってくるのが、私立小学校受験は通常、エスカレーター式で進学することが可能です。

内部進学が中高までの場合もあれば、学校内の試験だけで大学にも内部進学できることもあります。

小学校のうちに受験を済ませておけば、思春期のピリピリした状況の中で、勉強をあおらなくても進学が目指せるという点はメリットです。

この進学に有利であるというメリットは今を逃せば手に入らないことがほとんどなのです。

これを伝えることで、最終的に応援してもらえる可能性が高くなります。

お受験に反対する義両親・両親との接し方

父親と母親の方向性が一緒なら、義両親や両親には「見守って下さい」とひとまず言っておく程度でいいと思います。

両親、義両親両親の意見が強く、その意見に大きく影響を受けるなら別ですが、ただ、時代は恐ろしく変化しています。

子供は、両親の経験した学生時代とは違う学生時代を送っていますし、義両親との時代を考えると、さらに変化があることは容易に想像がつきます。

確かに、人生の先輩の方々が心配されるのは、経験からですし参考になることも多いです。

ですので、もちろんサポートする大人が多いに、こしたことはありません。

そのためには、謙虚に、論理立てて、子供のサポーターを増やしてください。

まとめ

小学校受験を目指すとき、夫婦で事前に子供の教育や子育てについて方針を固めていかなければいけません。

話し合うことに煙たい顔をする人もいるかもしれないので、早めの準備が子供にとっても夫婦関係においても重要になってきます。

冷静さを欠かず、話し合いましょう。

さいごに、自信を持ってお勧めしてください。

この話し合いの際には、母親のあふれる気持ちは抑え、離しすぎないようにして、しゃべり過ぎないようにすることがコツです。

そして、こういう状況になったら潔く諦めよう等、デメリットなども、夫婦で共有してください。