中高一貫校は高校受験がないし、「エスカレーター式」で上に上がることができる!って考えている人もいるかもしれません。
ですが、実は中高一貫校でも、内部進学できないケースがあります。
では、学校側はどうやって中学生の生徒を高校へ進学させるのでしょうか。学年全員で一斉に同じ試験を受けさせるのでしょうか。
今回は、中高一貫中学での成績不振や「内部進学できるの?」て悩んでいる方に向けて、内部進学事情についてご紹介したいと思います。
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中高一貫校でも内部進学できない時
中学受験のために小学4年生から塾に通い必死で勉強したのだから、私立中学に合格さえすれば安泰だと安心している親御さんも多いのではないでしょうか。
私もそう思っていたのですが、本当のところは違うのです。
また、現在、「せっかく中高一貫校に入ったのに…」、「内部進学できなかったらどうしよう」、「ギリギリで入ったから心配だ」って悩んでいる人もいるかもしれません。
ぼんやり「普通にやってたら大丈夫かな?」とか思いますが、ネット上の情報を見ていると、中学に入って成績が真ん中より下だと「内部進学できない」っていう書き込みも見受けられます。
だからこそ、「ほんとに大丈夫かな」って、内部進学できるか不安がよぎります。
そこで、私立中高一貫で内部進学できないかどうかについて具体的にご紹介したいと思います。
内部進学できない理由は「成績不振」
様々な理由がありますが、「成績」が主な理由として挙げられます。
日頃の定期テストで成績が著しく悪く、さらに単元ごとの小テストも点数が取れないという生徒です。
中高一貫校は、「成績」が一定の条件を満たしていなければ、内部進学できなくなります。
多くの中間一貫校では、赤点(平均点の半分以下の点数)が続くと、欠点といい、内部進学できなくなることが多いです。
成績が原因の場合は、補習がある学校も多いのですが、基本的には、勉強をして挽回していくしか方法はありません。
また、赤点をとった際の補講のテストでしっかり点をとることが必要です。
その生徒が真面目で出席日数が十分に足りていても成績が足りなければ、まず保護者が呼び出しをされます。
それが1年生の時から続いていて、3年生になった1学期もあまり芳しくない様子ですと、また面談があります。
こうなった時点で、一度きちんと見直しに入らないと、次は大変なことになります。
「出席日数」も大事な要素
内部進学できなくなってしまう要素として、「出席日数」も大事な要素です。
一定数以上、理由もなく休むと進学できなくなるからです。
学校で進級、卒業できない出席日数が決まっていて、三分の一とかの欠席の科目があるとアウトになったりします。
週に2日休み続けるとアウトです。
ただ出席日数は春休みに学校にくることで出席をカウントできたりと学校側もかなり救済を考慮してくれるところが多いです。
この場合、出席できない理由が何かを考えましょう。
学校に行くエネルギーがないのか、それとも学校でのトラブルが原因で行きたくないのか、病気や、怪我なのか、この理由によって、改善方法が異なるからです。
学校や、クラスでの人間関係のトラブルが原因の場合は、先生とうまく連携をとって、解決していきましょう。
一般的には、進学校よりも付属校のほうが厳しい(枠が決まっているため)
一般的な話では、付属校のほうが内部進学しにくいようです。
エスカレーター式の付属中高を選ぶ理由はご家庭によって様々ですが、もう高校・大学の受験勉強をしなくてもいい、受験勉強以外のやりたいことができる学生生活を送ることができるということも大きいと思います。
ですがこの付属中高の学生が全員大学まで入ることができるかというと決してそうではありません。
むしろ付属の系列校を何校も持っている学校ほど難しいものになります。
これはなぜかというと、付属の系列が多い場合や校難関校などには内部進学できる人数の枠に限りがある場合が多いからです。
日大や東海大などのマンモス付属校でもそうですし、例えば、慶應普通部とかは中学なのに留年があったりします。
さまざまな事情での進路変更
進路変更等、内部進学できないケースには、いろんな意味での進路変更があります。
たとえば、学力の問題だったり、将来的な職業を考えた上でとか、あと親の転勤などの家庭の事情などもあります。
それ以外だと健康上の理由もあります。
ですが、中1~3で1~2%ほどだと言われています。
付属校の場合は内部進学で上がれる大学に希望する学部(医学部など)がないので別の学校を目指す方もいます。
また、学校以外の個人的な留学の場合、進級できないので留学先の学校に入りなおすこともあります。
内部進学が危なくなったらどうする?内部進学ができない時の対処法
内部進学が危ない場合や、進学できないっていう場合でも、いきなりアウトではなく、段階があります。
いきなり内部進学できないと通達がくるわけではありません。
このため、いくつか対処法がありますので、参考にしてみてください。
他校受験指導が入るまでは成績の管理をする
中1・中2のときに、成績不振の科目は追試や補講の対象になります。
通知表にもコメントや別途、警告用紙が入ったりします。
補修は数学や英語など受講者は数十人単位なこともありますが、特に評定が低い場合などは親が呼び出されて指導を受けます。
中3になると、平均評定が2.8未満な場合は、アウトで、平均3.5以下ぐらいから警告がだされます。
中3で警告対象者になると、保護者が呼び出され、学校より「他校受験指導」が入りますので、その間に、成績をしっかりとチェックしておくことが大事です。
他校受験指導が入ったからといって、内部進学できないとは限りませんし、多くの場合まだ挽回可能です。
この学校の場合、他校受験指導が入るのは学年によっても異なりますが、だいたい8%程度だそうですので、成績を真ん中ぐらいに保っておきましょう。
中高一貫校の場合、高校受験をするのが一般的
では、内部進学ができなくなったら、進路はどうなるのでしょうか。
2学期のあるときに内部進学の仮判定が行われます。仮判定は実際の内部進学判定よりも少し厳しいです。
仮判定でアウトの場合は必ず外部の高校への出願、そして受験する必要があります。
私立高校は2月中旬からその後公立高校の受験です。
受験に対する学校のサポートは事情はあまりわかりませんが、基本的には少ないことを知っておいてください。
ただ、「内部進学だと可能」と判定され、外部受験の必要がなくなるケースもあります。
まずは「現実」を伝え、子どもにどうしたいか考えさせることが大切
実際、学校から「内部進学ができない」と言われたら、どうすればいいのでしょうか?
まずは、子どもに「現実」を伝えることが大切です。
「次のテストで赤点だと、退学になっちゃうって」、「進級できなくなる」など、このように「今の状態が続くとどうなるか」を冷静に伝え、理解させましょう。
親が何も言わずすべて本人任せにすると、トラブルになりかねないですし、子供は事態を把握していないケースもあります。
この現実を踏まえて子どもにどうしたいかを考えさせます。
- 頑張って登校して出席日数を増やす
- 勉強を頑張って赤点を阻止する
- 高校受験へシフトをする
どの道を選ぶのかを、子ども本人に考えさせることが大切です。
サポートしてあげることも大事ですし、今の学校が楽しいなら努力し、辛いなら進学するのがベストだという気持ちにさせてあげましょう。
成績不振の原因を探り出す
具体的にどの教科で躓いているのか、成績不振の原因を探り出しましょう。
たとえば、中間一貫校の場合、家から遠すぎて勉強する時間がないことが多々あります。
この場合は、学校の近くに引っ越しすることも検討することはもちろんですが、出来ない部分をどう補うのかということを考える必要があります。
個別指導塾や、また家庭教師などを検討してみてもいいかもしれません。
まとめ
きっとこの学校に行けば、楽しく有意義な学生生活を送れると思い、その私立中学を志望校に選んだご家庭がほとんどだと思います。
たしかに、内部進学は、受験をしなくてもいいというメリットはあります。
しかし内部進学は、長い人生の中では通過点でしかありません。
長い人生の中では、思い通りに事が進まないことの方が多いです。
中高一貫校でも、確実に内部進学できるというわけではありません。
このため、そんなときは全力でサポートしてあげましょう。
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